JAZZのイラストの描き方・コツを解説!ジャズダンス・ジャズミュージック・蓄音機をテーマにしたイラストの描き方をご紹介します

JAZZのイラストの描き方・コツを、
グラフィックデザインの
知識や技術を活かし、
アーティストとして活動する私の視点から、
3STEPで分かりやすく解説します!

 

STEP1
デザインの主役を考える

STEP2
文字のデザインを考える

STEP3
最適な見せ方を考える

 

以上の基本の流れに沿って
イラストを描いていくことで、
あなたが思い描くJAZZのイラストを
描けるはずです。

今回は、1995年から阿佐ヶ谷で行われている
ジャズのお祭り、阿佐ヶ谷ジャズストリート
2017のTシャツをデザインした際に描いた、
4つのJAZZのイラストの実例を元に、
イラストの描き方・コツを
ご紹介していきます。

 

・「ジャズミュージック」を
テーマにしたイラストの描き方

・「蓄音機」をテーマにした
イラストの描き方

・「ジャズダンス」をテーマにした
イラストの描き方

・「音楽で繋がる」をテーマにした
イラストの描き方

 

こちらの順番で解説していきますので、
ぜひあなたが描きたいイラストに
置き換えて読んでみてくださいね!

「ジャズミュージック」をテーマにしたイラストの描き方

「ジャズミュージック」を
テーマにしたイラストの
描き方をご紹介します。

 

1.デザインの主役を考える

まず初めに、
デザインの主役を何にするか考えます。

今回は、「聖者の行進」を歌う
ルイ・アームストロングと女性が
本当に楽しそうで印象的だったため、
ラストシーンの2人を描き
デザインの主役にしました。

また、絵のバランスを考え、
「2017」の文字を主役の2人と
合体させました。

 

2.文字のデザインを考える

次に、文字のデザインを考えます。

JAZZの文字をピアノの
鍵盤のように表現するなど、
絵から音を感じてもらえるような
デザインを目指しました。

 

3.最適な見せ方を考える

最後に、最適な見せ方を考えます。

「ASAGAYA JAZZ STREETS」
の文字を、聖者の行進を歌う
2人から溢れる、
ハッピーなオーラに見立て
配置しました。

印象的なワンシーンを手がかりに
デザインを考えていくというのも
一つのアイデアです。

「JAZZの楽しさが伝わるような
デザインにしたい」というように、
軸となる想いを持って、
様々な角度から自分なりの切り口で
形を作っていけるとバッチリです!

 

「蓄音機」をテーマにしたイラストの描き方

「蓄音機」をテーマにしたイラストの
描き方をご紹介します。

 

1.デザインの主役を考える

まず初めに、
デザインの主役を何にするか考えます。

阿佐ヶ谷ジャズストリートは、
1995年から続く、伝統ある
ジャズのお祭りであるということから、
「伝統」という言葉に着目し、
言葉から連想することで
デザインの主役を考えていきました。

「JAZZ」「伝統」という言葉から
私は「歴史」を連想し、
JAZZに関係していて
歴史を感じるものを考えた結果、
「蓄音機」を思い浮かべました。

蓄音機にはロマンチックで
古き良き素敵な印象がありましたし、
デザイン的にもいいものに
なりそうだと思ったので、
デザインの主役にすることに
決めました。

 

2.文字のデザインを考える

次に、文字のデザインを考えます。

既存のフォントをただ
打ち込んだだけでは
温かみがなかったので、
文字も手描きで表現することに
決めました。

 

3.最適な見せ方を考える

最後に、最適な見せ方を考えます。

文字を蓄音機の隣に
ただ配置するだけでは
面白みがないなと感じていたこと、
ジャズの音楽や楽しさを
文字で表現したいなと
考えていたことから、
文字を蓄音機から流れ出す
JAZZの音楽のように表現しました。

自分で何かを一から
デザインする際には、
手がかりを見つけ、
そこから連想して作っていくと
形にしやすいと思います。

この表現にはこの見せ方がいいかな
というように、色々な表現方法を
試してみることが大切です。

 

「ジャズダンス」をテーマにしたイラストの描き方

「ジャズダンス」をテーマにしたイラストの
描き方をご紹介します。

 

1.デザインの主役を考える

まず初めに、
デザインの主役を何にするか考えます。

今回は、阿佐ヶ谷ジャズストリートの
歴代のTシャツデザインの
流れから考えていきました。

歴代のTシャツは
楽器をテーマにしたデザインが多く、
ダンスをテーマにした
デザインはなかったため、
二人のダンサーを主役にした
デザインにすると決めました。

 

2.文字のデザインを考える

次に、文字のデザインを考えます。

ダンスがテーマであることから、
文字自体も軽やかに踊っているような
イメージにしたいと考え、
頭の中で文字がジャンプしている
様子を想像しながら描きました。

 

3.最適な見せ方を考える

最後に、最適な見せ方を考えます。

楽しげなムードが伝わるような
デザインを目指し、
踊っている二人の周りに
文字が舞っているような
配置をしました。

これまでの流れを汲んで
デザインを考えていくだけでも、
これまでにない新たなデザインを
生み出すことができる
可能性があります。

歴代の作品がある場合は
ぜひ試してみてくださいね!

 

「音楽で繋がる」をテーマにしたイラストの描き方

「音楽で繋がる」をテーマにした
イラストの描き方をご紹介します。

 

1.デザインの主役を考える

まず初めに、
デザインの主役を何にするか考えます。

今回は、JAZZと阿佐ヶ谷が
人々を結ぶようなイメージから
形を作っていきました。

ASAGAYAの文字が
ダンスをする二人を結んでいるような
イメージで、主役となるイラストを
描きました。

 

2.文字のデザインを考える

次に、文字のデザインを考えます。

「JAZZ STREETS」、
「2017」、 「since 1995」
というように、
文字をブロックごとに捉え
デザインしました。

 

3.最適な見せ方を考える

最後に、最適な見せ方を考えます。

ASAGAYAの輪の中に
文字を配置することで、
みんなの気持ちが一つになるイメージを
表現しました。

コンセプトが明確であればあるほど
形にしやすくなります。
デザインに迷った際はぜひ
コンセプトから考えてみるのが
おすすめです!

 

まとめ

自分なりの切り口で発想していくことで、
オリジナリティ溢れるイラストを
描くことができます。

デザインに迷った際はぜひ、
基本の3STEPを思い出して
みてくださいね!

参考になれば幸いです。